日本最適賃金研究所 大西社会保険労務士事務所

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日本最適賃金研究所 所長 大西美佳
日本最適賃金研究所 所長 大西 美佳 〒540-0035 大阪市中央区釣鐘町1-4-3舟瀬ビル tel.06-7651-4963 fax.06-6942-3799

パートの戦力化

パートの戦力化

パートで働く人の環境はさまざまです。
家族がいるから空いている時間を利用して働きたい人。
年収103万までで働きたい人。
お小遣い稼ぎ感覚の人。
本当は正社員希望だが、年齢等の制限でパートしか採用されなかった人など

パートは勤続年数が短く、仕事に対する意識も低いので、企業にとっては戦力化しずらい存在です。

仕事は、
?一人前になるのに3年かかる仕事   
?3ヶ月である程度こなせる仕事
に分かれると思う。?の仕事をパートの仕事として任せよう。

?で雇ったパートの中で、やる気があって仕事のできる人を?の仕事をしてもらえるような仕組みを作って戦力化していこう。

パートも入れ替わりが激しいと、会社にとっては、たいへん大きな人件費のロスとなっているのです。
  
  募集をかけて、面接し、採用、そして、仕事を覚えてもらうために研修を行う。
  これだけの時間と費用をかけた人が数年立たずに辞めてしまう。
  かけてきた費用がすべて無駄になっていることに気づいてください。
  ということは、定着率を上げる勤続年数を延ばすことがどれだけ会社にとって重要なことかおわかりでしょう。
  会社のマンパワーは、勤続3年以上の人が何人いるかにかかっているといっても過言ではない。
  
  パートを戦力化する 
     ⇒ やる気があって能力のある人が定着する仕組みをつくること

やる気のある人には、がんばることができる将来像を見せてあげましょう。

ステップ1
短時間パート
年収103万円未満に押さえたい人

800円×1日5時間×月20日×12ヶ月
      = 年収96万円


ステップ2
長時間パート
責任ある仕事を任せる
やりがいを感じる
社会保険に加入する
長期的に働くリーダーになってもらう

(800円+リーダー手当200円=1000円)
×1日7時間×月20日×12ヶ月
+賞与年間20万円
      = 年収188万円


ステップ3
準社員または正社員登用制度
を設ける
 

やる気のある人には、わかりやすい階段を作って、ステップアップして頂き
会社に貢献できる人材を増やし、会社のマンパワーを上げていきましょう。

★ 年収100万円パートには退職金で報いる

経営者としては、がんばっているパートに報いてあげたいのだが
困るのは、年収100万円の壁である。
昇給すれば、勤務時間を減らす調整をするしかない。
そこで、オススメするのが、退職金として支給すること。
パートに退職金を支給するのはめずらしいことです。
昇給してあげたい金額とか、賞与で配りたかった金額を、将来退職金の形で支給できることにすれば良い。
 例えば、1年あたり次のような金額を設定するとする。つまり、ABCという人事評価の評価の結果に基づいて金額にメリハリを付けながら、分配できるのである。
この報奨金は毎年、夏と冬の賞与の時期に査定の上で、その金額を確定して、本人に通知する。実際に支給されるのは将来退職した時だ。仮にA評価を10年間取り続けると、50万円の退職金になるのだから、励みになるだろう。

A5万円 B3万円 C1万円

支給要件を、3年以上とすれば、さらに勤続促進につながる。

退職時にさまざまな係数をかけることで
繁忙期に辞める。突然辞めるといったことへのリスク回避ができる。
また、リーダー経験者には、役職者加算をすることより、貢献してくれたパートさんへの評価分も反映することができるのです。

★ 勤続奨励金を支給する

 近年、永年勤続金規程を廃止した企業は多くあることと思うが、むしろ中小企業に必要だと考えている。特にパートタイマーの場合は、勤続の奨励がまさに必要だから、是非規程を作りたいものです。
 その勤続年数と金額は、次のようなものではいかがだろうか? このお金は、やはり将来退職金として支給することになる。

 3年勤続=1万円 5年勤続=5万円 10年勤続=10万円

【パートタイマーの戦力化はまず定着率の向上から】

 パートの戦力化の要点は、その勤務年数をいかに延ばすかにあると思う。勤務年数と職務能力は密接な関係がある。例えば、勤続10年と人と、20年の人とを比較してもあまり変わらないだろうが、勤続1年の人と、3年の人とでは大きな差があるものです。つまり「入社3年以上の優秀なパートが何人そろっているのか?」という点が重要なのである。

 企業の競争力は「勤務モラルの高い人間が揃っている」「熟練した人間が揃っている」という点で大きく左右される。パートタイマーに励みになるような賃金制度を用意することで、その定着を促し、ヤル気を喚起してもらいたい。


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